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なんかこないだふと書きたくなったので、少しだけ書いてみました。
パラレルすぎる上、凄い短いのでまったくわけわからない感じで自己満足感が物凄いんですが。
まあうち、そんなんばっかりだ…ということに気付いたのでこっそり日記にでも置いとこうかな…と。
続かないし、多分そのうち流れていくでしょうし。

設定的には宇宙っぽい戦闘ものっぽいロボットっぽい感じで、フランスとイギリスがいるだけなのですが、単語だとか状況がかなりパラレルなので。
苦手な方は自衛してくださいです。






「帰ったら何食べたい?」
「飯」
 
 素っ気ない。
 聞きたかったのはほぼ復唱のような言葉ではなく、その内容の方。
 そう口にしようとしたと同時に。

「ちっ」

 舌打ちと同時に、横殴りの重力がフランスを襲った。
 なんとか堪えて、眇めた視線の先には見覚えのある駆逐艦。

「え…いつの間に…って、ちょ、イギリ」
「隠れてやがったな、あいつら…くそ! 右腕持ってかれた。あと…補助しろ。軸はβ」

 言葉よりも早く展開を始めた計算式に慌てる。
 空間に次々と浮き出てくる文字とも記号とも数字とも見えるそれら。
 規則に従いよくよく見てみれば…ぽこぽこと、いつも以上に穴が空いている。

「ちょ、大雑把に展開するの止めて!」
「仕方ねーだろ。右腕ねーんだし」
「埋めてくお兄さんの身にもなって!」

 不意に受けた攻撃。
 いち早く気付いたイギリスのお陰で即死は免れた。
 そこは感謝している。
 しているが。

「何この計算式…」
「喋ってる暇があったらさっさとしろ。トロくせえ」
「酷っ!」

 これでも結構、頑張ってるんですけど!
 っていうか何この煩雑さ! 普通、右腕ない状態ではしないよね!
 両腕そろって、万全の状態でするもんだよね!
 訴えはすべて無視される。畜生。
 イギリスの描いた計算式。
 展開されたそれを補ってやれば、複雑で、目にも鮮やかな場が徐々に形成されていく。

「できた!」
「よし!」

 音のない空間で、鮮やかな音が見えた瞬間。
 目の前に迫っていた駆逐艦は消滅した。
 
 
 
 展開した計算式が綺麗に決まった時の高揚感は一度知ってしまったらもうそこから抜け出せない。
 その瞬間の美しさに捉えられて、自分はこの場所で生きることを選んだ。
 そして口が悪くて、童顔で、喧嘩早くて、酒癖も性格もあまりよろしくない眼の前の男が。
 あんな繊細で美しい計算式を描くなんて、組んだ当初は想像すらもしていなかった。
 
 
 この世界は本当に奥が深い。
 





***************
SFっぽいやつ好きなんですが、書けないし、詳しくないので色々嘘っぱちです。
親分は元乗り手の整備士で、ぷは乗り手さんなんだけどわけありで今乗ってなくて何気にイギと一緒に計算式や展開の仕組みとか真面目に議論することもあって~とか色々妄想だけは大風呂敷です。


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